サラリーマンがフィナンシャルプランナー(FP)3級に合格した勉強方法
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今年は資格を取得したいと思い立ち、日常生活や資産形成・不動産投資にも役立つと考え、FP3級を選びました。
FPの学習範囲は、例えば
- 住宅ローン
- 各種保険
- 株式や投資信託
- 税金・年金
- 不動産
- 相続・贈与
どれもこれからの人生で切っても切れない、超重要項目です。めちゃくちゃ役に立ちそう。
そして、今後2級→1級と進めていけば、独立開業!?も夢ではないです。と、まあこれはハードル高いとして。
久しぶりの資格勉強ということで、はじめは苦戦しましたが、次第に勉強する生活に慣れ、結果、合格することが出来ました。
忙しい社会人が、無理なくFP3級の資格を取得する為の勉強方法を紹介したいと思います。
目次
社会人が勉強するということ
これはめちゃくちゃ大変です。
ちょっとなめていました。
勉強を邪魔する要素は沢山あります。
①平日は時間がない
基本的に平日は仕事をしているので、9~18時は勉強することはまず無理ですね、残業も当然あるので20時くらいまでは不可でしょう。
家に帰っても食事をしてお風呂に入って、ちょっとゆっくりしているとあっという間に23時です。明日も早いしそろそろ寝ないとなと。
平日に落ち着いてデスクに座って、参考書を広げて勉強というのは難しいと思います。
②休日も時間がない
社会人は休日も忙しい。
我が家の休日は、家族でキャンプしたり、趣味のサーフィンに行ったり、家の片づけしたり、子供の習いごとのプールに連れて行ったりと休む暇がありません。
図書館の自習室で2~3時間腰を据えて、勉強というのはなかなか出来ないでしょう。
③集中力が続かない
普段から勉強に慣れている学生と違って、社会人は集中力が長続きません。
また長時間座っての勉強は、態勢的にも腰に辛い。
悲しいかなこれが現実です。
日々の仕事で疲れ切った体と頭だと、あっという間に眠くなってしまいます。
なので、無理をしすぎない。飽きたら休憩する。これくらいの心持ちが大事かなと思います。
サラリーマンが資格を取るための勉強法
①隙間時間を活用する
社会人はまとまった勉強時間の確保が難しい。
であれば、ちょっとした隙間時間に参考書を広げて、チリツモで勉強時間を積み上げていく方法が良いと思います。
私が使った隙間時間は以下です。
- 通勤電車の時間
- 子供の送り迎えの待機時間
- 子供の習い事の待機時間
- 昼食後の休憩時間
10~15分でも参考書を開けば、1パートを学ぶことが出来ます。
これらを積み上げていくとそれなりの時間になってきます。
②場所を変え、集中力を切らさない
机にじっと座って勉強すると眠くなってしまうので、場所を変えるようにしました。
例えば
- 電車内や駅のベンチ
- 停車中の車の中
- カフェ
- ショッピングモール
- 子供習い事のプールの待合室
もちろん、直前に予想問題や過去問をやる時などは集中できる環境が必要ですが、場所を変えることで、飽きることなく集中することが出来ました。
③合格までの戦略を立てる
FP3級に必要な勉強時間は、ネットで調べると大体80〜150時間とあります。学ぶべき範囲は膨大です。
一方で合格水準は6割である為、頻出の問題をきっちりと押さえ、重箱の隅をつつくような問題は捨てるといった戦略が必要です。
勉強時間は100時間程度と設定し、試験までに3ヶ月(90日)あったと想定すると、単純に1日1時間以上の勉強が必要です。
それだとちょっと厳しいので、少し余裕を見て5ヶ月前(150日)から勉強を開始しました。
どうしても勉強できない日もあるのが社会人なので、それを加味したスケジュール構築が可能です。
ゴールまでの目安を引くことが大切です。
④使う参考書は絞る
あれこれ手を広げて中途半端にならないようにしました。
書店に行って、何種類もの参考書を見比べながら、読みやすくてとっかかりやすいもの、これなら続けられそうだというものを選びます。
このプロセスはしっかりと時間をかけて良いと思います。
私が選んだのはスッキリわかるシリーズです。
試験同様に6章に分かれていて、出題比率と難易度が書かれており、章ごとに問題演習があります。
高い確率で出題される問題に比重を重くした学習をすることができます。
FP3級の合格をする為の勉強方法
私の勉強方法をお教えします。忙しい社会人が無理なく、自分を追い込むことなく、楽に合格できると思います。
5ヶ月前〜2ヶ月前
参考書を徹底してやりました。この期間はひたすら筆記試験に絞って取り組みました。
- 3回繰り返し解く
- プラスして問題演習を2回解く
作戦通り、隙間時間にコツコツと勉強しました。
- 1回目は流し読み。初めは理解できない部分も多く、演習問題もなかなか解けませんが、とにかく終わりまで通します
- 2回目も同様に流します
- 3回目になると段々と問題も解けるようになってきます
- 4回目は問題部分だけをやります、ほぼ参考書の内容が頭に入ってきます
- 5回目になると、ほぼ間違わずに解けるようになります
辛いのは、1・2回目までです。あまり完璧主義にならずに通して終わらせるようにしましょう。同じ参考書を繰り返し解いていくと段々と慣れてきます。焦らずいきましょう。
2ヶ月前〜1ヶ月前
同じ出版社の過去問演習を購入しました。
こちらも3回繰り返し解きました。
とにかく問題を解くことに集中しました。結果、この過去問演習が良かった。
FPの試験範囲は多岐にわたります。参考書だけではカバーできない部分があり、この過去問演習で問題の数をこなすことで解答力が高まりました。
参考書で知識のベースを作り、過去問演習でアウトプットを増やすと完璧です。
人は不思議なもので、1回間違えた問題は頭に残るものです。間違えまくったら、その分覚えることが出来るんだ!と思って前向きにやりましょう。
1ヶ月前
実技問題対策を行いました。
参考書と過去問演習のどちらにも、実技問題パートがあります。
この1ヶ月で集中して行いました。
ポイントは問題の形式に慣れることです。似たような問題が出ますので、型を覚えてしまうと安心です。計算問題や文章問題は傾向があります。
さらに直前は、本番を模した予想問題に取り組みました。答え合わせと、間違えた問題の解説を含めてやりましょう。
まとめです
上記勉強方法で学科は8割以上、実技は7割以上の問題に正解することができました。
1日あたりの勉強時間は少なくとも、早めに取り掛かることで総合的に勉強時間を確保しました。
必勝のポイントは以下の3点
- 参考書は一つに絞り、何度も繰り返す
- 知識のベースが整ったら問題集に取り組む
- 実技と過去問は1ヶ月前に全集中
試験本番は筆記試験2時間と実技1時間と長丁場なので、体調を整えて望みましょう。昼ごはんを挟んで1日がかりになりますので、体力勝負です。
また国家試験なので緊張感があります。問題数も筆記試験60問、実技20問(日本FP協会)なので、集中力のキープは大変です。
自信がない問題は印をつけて、後で振り返るようにしながら、ゴールを目指しましょう。
今回の勉強を通して、ある意味楽しんで学ぶことができました。実生活に役立つのがFPの良いところだと思います。
仕事で忙しいと思いますが、計画的に無理なく取り組み、合格を勝ち取りましょう。