四国の高知へサーフトリップ。台風1号からのスウェルで素晴らしい波に恵まれました(2022.4.13-15)
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今回初めての四国、高知へサーフトリップに行ってきました。
私を含めて関東サーファーにとっての四国は情報がほぼなく、あまり波がないという印象を持っているのではないでしょうか。
しかし、この4月のタイミングながら台風発生(1号)、グランドスウェルが入るという、まさかまさかの奇跡に遭遇しました。
本記事では、高知サーフトリップを検討している方に向けて以下の内容についてお答えしていきます。
- 初の高知トリップのレポート
- ポイントの施設やローカルの雰囲気
- 水温や気候、ウェットのチョイスは?
- 肝心の波どうだったの?
目次
旅の概要
羽田空港から高知龍馬空港まで、1時間とちょっとなので、あっという間の印象です。
しかし、ここからが大変。
空港からレンタカーを手配し、目指す四万十エリアまで2時間〜2時間半ほどかかります。
高速が走っているのですが、途中で切れて、また乗ってと、さらに下道での山越えがあります。
四万十市に入ると、サーフィンのポイントが点在しています。今回はこのエリアを舞台に2泊3日波乗り三昧してきました。
サーフトレポート初日
大型の台風1号のスウェルがバリバリ入ってきてました。事前のネットの情報です↓
四万十エリアのメジャーサーフポイントは全滅でした。
- 大方浮鞭
- 入野
- 双海
- 平野
ダブルくらいのダンパーが激しく押し寄せてました。入ったら確実に死ぬ。もちろん、人っ子1人いません。
空港から、各ポイントをチェックし、車を走らせ続けましたが、もうダメかと諦めていました。
そんな時に今回の宿泊先のオーナー(サーファーの方)と事前にメールのやり取りしていたことを思い出しました。
東ウネリ(今回の台風のウネリがそれにあたります)が強い時は、足摺(あしずり)方面のリーフポイントが良いと。
そこでオーナーに連絡して、教えてもらいました。リーフの某ポイントを。
そして車を走らせます。
こちらはサーファーのマナーが問題になったエリアで、注意事項が至る所に貼られています。地元の方々の生活圏の中にあり、駐車スペースがなく、ポイントのキャパも大きくないので、名前は某ポイントとしておきます。
途中、坂の上からポイントを見下ろすと、何人かサーファーがはいってます。そして波も整っていてサーフィンができそう。
既に時刻は16時を回っていて、日没までは2時間くらい。さあ、時間がない!、急いでワックスアップします。
波の情報をまとめます。
- サイズ セット頭半くらい。
- 天候 晴れ
- 風 ほぼ無風
- 大潮 満潮に近い
- 地形 リーフと玉石
- 水温 ジャーフルで丁度良い
- 人数 7〜8名 ポイントキャパは15名くらいか。
- ローカル 危険な雰囲気はなし。
- 波の評価 個人的な感覚では、波情報サービスの感覚で55点。かなり良かったです。
波はデカかったです。
リーフで潮が多めだった為、波の崩れ方はタルめながら、充分なパワーを持ってました。
レフトがメインのポイントでしたが、ミドルはライトも割れていました。
パワフルな波で、台風の力を感じましたね。ローカルの方々は、セット頭オーバーをバンバン攻めてました。
写真だとそれほど大きな波に見えず、乗りやすそうに感じますが、海の中だとデカイです。
ロングボードの人も何人か入ってましたね。
私も波を選びながら、何本かロングライドをしました。とにかくパワー&スピードがハンパじゃないです。久々にアドレナリンが出るような波を味わいました。
夕暮れまで2時間入水しました。
辺りが夕陽のオレンジに染まっていくのが、きれいでした。平日の夕方は人も少なく、みんなピースな雰囲気で良いですね。
サーフレポート2日目
2日目も波が落ち着く気配はなく。高知のメジャーポイントはオールクローズでした。
2日目も某リーフポイントへ。
波情報をまとめます
- サイズ セット頭オーバー 昨日より気持ちワンサイズ下がった印象
- 天候 晴れ
- 風 オフショア。北西風がやや強い
- 大潮
- 地形 リーフと玉石
- 水温 ジャーフルで丁度良い。
- 人数 15名
- ローカル かなりアグレッシブに乗ってくる方がいました。ただし、常識的な波乗りをしていれば危険な雰囲気はなし
- 波の評価 45点 昨日よりもサイズダウンとオフショアで割れづらく、少し点数は落ちました。
土曜日だったので、昨日よりも人が増えました。ストレスを感じるというほどではないですが、広いポイントではない為、まあ多いなという印象。
割れる波がセット中心になり、セットが入り出すとローカルセッションになるので、なかなか波を取るのが難しかったです。
セットは頭オーバーですので、パドル力がないときついです。目の前で波が崩れるとドルフィンをしてても、吹き飛ばされて流されそうになります。
変な位置で波待ちをしてしまうと、アウトから割れてくるセットに乗ってくるローカルの邪魔になって非常に危険なので注意してください。
私はミドルサイズを狙いながら、良いのを5本くらい乗りました。特に最後の一本はこの半年で1番くらいの波でした。
ここのポイントは潮が引き始めると、波は良くなるのですが、リーフが顔をだしてくるので、上がる際は注意が必要です。かなりゴツゴツしてました。
相変わらずパワフルでしたが、楽しめました。明日はもう少し優しめのビーチブレイクで入りたい。。。
サーフレポート最終日
前日の波情報によると、今日も波が落ち着く気配はありません。
最終日の為、5時台に起床し、メジャーポイントをチェックしますが、やはりどこもクローズです。
宿のオーナーから教えてもらった、下之加江(しものかえ)海岸をチェックします。ここはビーチブレイクで比較的波が落ち着いているとのこと。
細道を慎重に抜けて駐車スペースへ。サーファーが20名くらい入っています。波は落ち着いていてサーフィンできそうです。
波はセット腹、胸くらい。セット以外は割れませんが、10分くらいの周期でセットがきますので、楽しめました。
波は形が良く、インサイドまで乗りつなげる波です。イメージは湘南鵠沼の波という感じです。
何より、ポイントが空いているので、4-5本くるセットのどれかに必ず乗ることが出来ました。
乗りやすい波で良かったです。(リーフの某ポイントもアグレッシブで良いですが、個人的にはこちらが好みです)
タップリと2時間楽しませてもらいました。
波情報をまとめます
- サイズ セット腹胸
- 天候 晴れ
- 風 弱いオフショア
- 地形 ビーチ
- 水温 ジャーフルで丁度良い。
- 人数 20〜30名
- ローカル ビジターばかりでした。ビギナーのロング集団が多かったです。
- 波の評価 40点 この3日間で1番乗りやすく、本数は乗れました!
まとめです
波を当てるのが難しいとされる四国トリップでしたが、大当たりでした。
宿のオーナーや、居酒屋で話したサーファーにも、『初めての高知トリップで台風に当たって某ポイントで入れるなんてめちゃくちゃついてるよ』と言われました。
非常にラッキーだったと思います。
最後に高知のポイントの状況や施設を紹介します
メジャーポイントの大方浮鞭・入野・双海・平野については、
- ポイントの場所が非常にわかりやすい。ナビか、Googleマップで検索すればまず迷わずにいけると思います。
- 駐車スペースはちゃんとあります。基本はコンクリートなので着替えも楽チン
- トイレも整備されています。場所によってはシャワーもあるのかな。
- 行政がサーファーの移住を後押ししているらしく、ビジターに対してオープンな印象を受けました。
一方で、今回のような台風スウェルが入った時には、リーフポイントの情報は必須ですね。
この辺りは、地元の海を知り尽くしているローカルに教えてもらうのが1番正確です。
次回はメジャーポイントのビーチブレイクを狙ってみたいと思います。