サーフィンが上手くなる為に必要な4つの要素
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この4つの要素を持っているサーファーは絶対に上手くなると思います。
自分ような週末サーファーが偉そうに語るのは恐縮ではありますが、15年以上サーフィンを続ける中で初心者に教えたり、上手い人と一緒に行ったり、波乗り仲間の成長を見てきた中での経験則から記事を書いてみます。
サーフィンを始めようとしている方のご参考に、既に波乗りをライフワークにしている方に共感頂ければうれしいです。
①ストイックであること
サーフィンは風の弱い早朝が勝負です。少しでも空いているコンディションを狙うならば、夜明けと同時に入水が望ましいです。夏は3時台に、冬は寒い中5時前には起床する必要があります。
金曜が飲み会の日もあるでしょう。真冬は0度を下回る気温の中、準備をしなければなりません。これは本当に辛いです。
体も鍛えなくてはなりません。パドリングが遅ければ、波に置いてかれてしまうので話になりませんし、ライディングにおいては強い下半身が必要です。上手なサーファーにブヨブヨな体の人なんて1人もいません。
精神的にも、肉体的にもストイックさが要求されます。
②ドMであること
サーフィンは初めは体で覚えることが多いです。波の見極めが出来ない間は、とりあえずパドリングして、巻かれます。巻かれて巻かれて、それを繰り返すうちに、この波は乗れる、乗れないの判断がついてきます。ビビっていつも見送っているだけのサーファーは決して上手くなりません。
ある程度のレベルになって、台風スウェルを経験するようになると、ドM度がより顕著になります。
パドリングでアウト(波が丁度崩れるところまで沖に行くこと)に出るまでに、20〜30分かかる日もあります。必死に漕いでも漕いでも全く前に進まない、ドルフィンスルーを何回やってもなかなか沖に出れない。それに耐えていかなければなりません。
さらにデカくてパワーのある波に乗る時は思い切りが必要です。そそり立った波を、洗濯機に入れられた衣類のように巻かれるイメージを振り払って、テイクオフする瞬間のスリルは病みつきになります。アドレナリン全開で『うぉ〜』と叫びたくなります。
波に巻かれた時のあの恐怖、グルグルされて沖がどっちの方向かわからなくなるくらいもみくちゃにされる感じ、鼻から口から海水が流れ込んでくる、 それらを笑顔で受け止めて、ラインナップへ戻っていくドMさが必要です。
③同時に慎重であること
身の丈に合わない無理は事故の元です。 サーフィンは相手が自然であるということを決して忘れてはなりません。
自分のレベル以上のコンディションだと思ったら、諦める。もしくは少し波が小さいポイントへ移動する。その決断が必要です。無理をしたら取り返しのつかないことになります。攻めると同時に守りも必要です。
サーフィンを楽しめるかどうかはその時の波次第です。ポイント選びは慎重にすべきです。有料の波情報や天気図、上手い人のアドバイスを聞く等々により、自身のレベルにあったポイント選びをしましょう。
上手くなる為には、がむしゃらにやるだけではダメです。波の見極め、パドリングの仕方、テイクオフの体勢、ライディング時の体の使い方など、上手い人を参考にする、DVDや本から勉強して、トライ&エラーを繰り返していきましょう。
④地道に続ける精神を持っていること
サーフィンの上達は、坂道ではなく階段のようです。徐々に右肩上がりになるのではなく、横一線が続いた後、ある時急に上手くなります。その横一線の期間が次第に長くなるので、途中でやめてしまう人が多いのでしょう。
まずは立てるようになること→スープで前に進む→うねりから立って横に滑る→アップス&ダウン→ボトムターンやカットバックへと進んでいきます。
階段を超えた時は本当にうれしい。なんか掴んだぞ!その感覚を忘れないようにひたすら練習を繰り返します。徐々に体が覚え、一つ一つものにしていく。
時には楽しみにしていた週末に波がなかったり、周りのサーファーのレベルが高くて波が取れなかったり、混雑でストレスを感じたり、鬼のような形相のサーファーに怒られたり、
凹むことも山ほどあります。そんな時も続けていく地道な姿勢が大切です。
今回のまとめです
サーフィンが上手くなる為には、
①ストイックであること
②ドMであること
③同時に慎重であること
④地道に続ける精神を持っていること
と書きましたが、最も必要な資質は④だと思います。
サーフィンは、難しいスポーツです。そもそも海に行かないと出来ないし、波が立たないと楽しめない、その波も2つとして同じ波が来ないので、毎回出たとこ勝負になります。
他のスポーツと違って繰り返し練習することができない。実際のところ普通のサラリーマンであれば、海に行けても週1、2回でしょう。
続けることが大事になってきます。10年一区切りといいますが、自分も10年続けた時に、ようやくスタートラインに立てたなと、感じたことを覚えています。ある程度どんな波の日でも楽しめるようになってきたかなと。
そして次の10年を経て、ようやく『サーフィンってこういうものか〜』と少しだけ理解できるのではないか?そんな気がしています。
サーフィンは本当に奥が深いスポーツです。例え波がない日が続いても、なかなか上達できなくても、仕事やプライベートがどんなに忙しくとも、続けることが大切です!
キープサーフィンしていきましょう!