2度目の出向を機会にサラリーマンとしての人生戦略を考える
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2026年4月から大手の企業に出向しています。
人生で2回目の出向となり、今回も突然の人事異動で驚かされました。
ミッションは、新しい商品のリリースが決まり、その立上げに従事すること。出向期間は1年間と言われています。現在の部署に所属した形での出向となります。

出向先の辞令をもらい、率直な感想です
辞令をもらって思うのは、以下の3つの気持ちでした。正直複雑な思いがあります。
- まずなぜ自分が?という戸惑い。
- 出向して何をするのか?そして新しい環境で自分はちゃんとやっていけるのか?
- 出向が示す人事的な意味は?評価、待遇はどうなるのだろう?
答えが出ずにモヤモヤとしながらも、怒涛のような引き継ぎを終えて、環境の変化を少しずつ受け入れながら、何とか気持ちを整理していくより他はありません。
前回の出向の時もそうですが、会社の誰かが絵を描き、それにハマる人員を選定しているはずなのですが、なぜ自分だったのか?は意外と本人には分からず、そしてちゃんと理由を伝えられることもなく、どうにかこうにか消化をしてやっていくしかありません。
双六のサイコロのように自分の人生が決まってしまうのも、本人が納得出来るような説明をしてくれないのも、会社員ならば仕方なく飲み込んでいくしかありません。

自分なりに出向の意味を考えてみる
とはいえ、前に進んでいかなければならないので、無理やりにでも気持ちの整理をしていく必要があります。
あくまで自分を納得させる為の整理なので、会社の真意はわかりません。
- 会社は本当に必要な人材、上へと引っ張り上げたい人間は絶対に残します。外に手放したりはしません。なのでそういう評価なんだと思います。
- その証拠として、今回の辞令によるポストはマネジメント職ではありませんでした。それによってマネジメント職の給与体系ではなくなっています。給与も少なくはない金額が減らされています。
- ただし、出向先が所属部署のトップクラスの取引先で、新商品の立ち上げがミッションなので、使い物にならないやつは送り込まないだろうと想像はできます。なので、会社の評価としては、中間層なんだろうなと思っています。
- 一方で、会社員としてではなく、人生という物差しで見たときは、出向は貴重な経験が出来ることは間違いありません。単身で全く新しい環境に身を置き、新商品をリリースするというミッションに取り組むことは変え難い経験となります。
- 新しい出会い、人間関係が生まれる機会となります。一緒に働くメンバーと人間関係を築くことが出来ます。今回は本部組織のマーケティングの部署なので、全く未知の分野です。これまで関わったことのないタイプの人達がいるかも知れない期待感はあります。
- 時間的、精神的な余裕が生まれます。出向は、はじめがものすごく大事で、しっかりとインパクトを出して、早いタイミングで会社に入り込む、コイツなかなかやりそうだと思わせることが出来るとそのあとが楽になります。定期的な見せ場をしっかりと作ることが出来れば、ある意味で無双の状態に持っていけます。
- マネジメント職ではないので、直接的な部下はいません。日々の勤務や目標管理、社内調整や政治的な動き、雑多な誰も引き取らないめんどくさい仕事からは解放されます。これによって生まれる時間は本当に大きい。
- 将来を見据えた動きが出来る。40代中盤になり、今回の出向人事を受けて、会社のメッセージがわかりました。これを受け止めて、じゃあ今後の人生をどう生きていくか。これを考える時間を確保できたと思っています。
出向して約4ヶ月経っての感想
出向後1ヶ月で、最初のインパクトを残すことが出来ました。
所属しているグループの抱える課題を明確にし、それを解消していく道筋を立てて、出向先のマネジメント層にプレゼンをしました。
資料もしっかりと作り込み、プレゼンはこれまで営業職として生きてきたので、何が刺さるのかはイメージが出来るので、自信を持ってやりました。
これよって信頼を得て、立て続けに同じような提案を打ち込みました。2ヶ月目である程度自分のポジショニングが出来ました。

今はタイミングを見極めながら、継続して同様の動き方をしています。手元の雑務がありませんので、組織の抱える課題を解消すべく、コンサル的な提案をすることが出来ています。勝ち筋が見えるというか、何が響くかを的確に捉えられています。
出向前を振り返ると、本当に毎日忙しくて、気力や体力を振り絞り、自分としては精一杯やっても、残念なことに良い評価は得られませんでした。
今はマネジメントに刺さる提案をテンポ良く行い、コンサルな動きをすることで、着実に信頼を勝ち得ている実感があります。
まとめです
サラリーマンである以上は、会社の決定には従う以外の選択肢はありません。
それが転勤でも、今回のような予期せぬ出向や、将来的には望まぬ配置転換でも、ポストオフでも何でもです。評価も当然思い通りにはいかないですし、コントロールするのは難しい。
それでもサラリーマンでいることで毎月一定の給料が入ってきて、年2回のボーナスもある。社会的な信用と、居場所や人間関係が確保できることは特権でしょう。
今回の出向期間は、会社に依存しすぎない生き方をより加速していき、これからの10年の計を立てる良い準備期間として捉えています。
全く新しい環境で成長が得られるという貴重な機会を得たこと、時間と心の余裕が確保できたこと、と同時に会社に対する腹落ちのできない人事に今に見てろという思いを原動力に、良いポジショニングを取っていきます。



