4月の宮崎へのサーフトリップ
宮崎へサーフトリップをしてきました。
2020年11月、2021年12月以来の2年4か月ぶりです。
サーファーにとってのまさに天国と言える、波質最高の南国宮崎での2泊3日トリップをレビューします。
宮崎へのサーフトリップを考えている方の参考になれば幸いです。
目次
4月の宮崎の天候について
2週間前から、暇さえあれば天気チェック・波チェックをしていました。
今年の関東は、ここ数年に比べて気温が低く、桜が咲いたのも4月に入ってからでした。日によっては寒いくらい。
宮崎も天気が安定せず、天候が目まぐるしく変わります。
晴れ→雨、と思ったら晴れ→曇りと、日ごとに予報が変わるので、一喜一憂を繰り返します。せっかくの宮崎トリップなので、晴れ渡ってほしい。
直前の情報だと、晴れ時々曇り。どうやら雨はなさそうです。まずは良かった。
ちなみに服装ですが、20℃以上あったので、昼間は半袖・ハーフパンツにビーサンで全然いけました。
朝夕は気温が若干下がるので、一枚羽織るものがあると安心です。
気になる波は、サイズは充分すぎるくらいありそうです。むしろ宮崎市のメジャーポイントである木崎浜は、完全にクローズアウトしています。
そして、サーフィンにとって超重要な風。これは、太平洋側のサーフポイントの天敵である北東風の予報です。
出来れば、岸から海に向かって吹くオフショアの西風か、北西風に変わってほしい・・・
4月の宮崎波情報
北東風に対応するポイントを調べます。
有料の波情報や、ネットで調べる方法もありますが、ここはローカルサーファーに聞くと良いと思います。
とは言え、そんな知り合いを持つ人は少数派でしょうし、サーフショップに問い合わせるのはハードルが高め。私は、予約したレンタカー屋さんに聞いてみました。
宮崎市内にはサーファーを対象とした車を用意している会社がいくつかあります。
比較的大き目の車種であっても低価格で、サーファーが喜ぶ、ポリタンクや濡れたウェットを入れることが出来るバケツや、同じくウェットをかけることが出来るハンガーなどをサーファーセットとして貸し出ししてくれます。
それなりに使い込んだ車ですが（今回手配した車は何と17万km走ってました！）、道なき道を走るサーフトリップには十分です。
その窓口となった方に、事前にメールで問い合わせてみたら、丁寧に教えてくれました。感謝です。
ローカルサーファーに聞いた宮崎で北東風に強いポイントです。
昭寿園
日南のポイントになります。
宮崎空港から、下道で40分くらいです。
老人ホームの敷地を抜け、ガタガタで離合が難しい細い道を通り抜けると、駐車スペースに出ることが出来ます。
ポイントは、オープンな雰囲気です。またビーチブレイクでレギュラーの波が中心なので、安心です。
今回のトリップでは、初日に入水しました。
サイズは頭くらい。
北東風から、東風の強に変わっていたので、ジャンクな波でした。
サイズは充分で、カレントが非常に強く、沖に引っ張られます。駐車スペースで話したサーファーからも、潮の流れが強いことを聞いていました。こう言った生の情報は大事ですね。
既に入っていたサーファーも、次々に上がっています。よほどの強い流れだったんでしょうか、海から上がったまま、ビーチに寝っ転がってしまった人もいました。
何本か乗りましたが、とても楽しめる波ではなかったので、早々に切り上げました。
もう少し、落ち着いた時に入りたかったです。
大浦漁港
昭寿園より、宮崎市側にあります。
日南の海沿いの道から、ポイントを確認することが出来ます。多くのサーファーがいたのですぐにわかりました。
ここは、看板に駐車スペースの指定があったり、リーフのポイントなので、やや殺伐とした雰囲気を感じます。
かなり波が大きく、はるかアウトの位置から、グーフィーの波が割れています。
パドルアウトが大変そう。
インサイドには、レギュラーの波もあるようです。
エントリーはハードそうですし、海から上がるときに気をつけないと、岩？に板をぶつけそうだったので、今回は見合わせました。
初日から、ケガや板の破損は避けたいですからね。初めて入るポイントは特に注意が必要です。サーフトリップに無理は禁物です。
大堂津
昭寿園より、さらに15分ほど南下したところにあるポイントです。
北東風がオフショアになりそうな地形ですが、ウネリを拾わず、残念ながらスモールコンディションでした。1人もサーファーがいませんでした。
ポイントまでの道のりは、細い道路を抜けていきますが、雰囲気は悪くない感じでした。
小倉が浜
宮崎市内や、日南のポイントが風の強い時でも、北部に位置する小倉が浜は、比較的風が弱い場合があるようです。
初日の北東風の時は、波がぐちゃぐちゃでNGでした。2日目は北西風が弱く吹く予報だったので、朝6時半くらいに駐車場に着いた時は、既にたくさんの車が止まっており、サーファーが続々入水していました。
海は混雑していましたが、波は胸～肩セット頭で最高の波でした。
海に向かって右側は、防波堤があるので比較的波が落ち着いていて、左へ行くにつれてハードになります。波の大きい時は、ビジターは右側からエントリーすると良いと思います。
小倉が浜は、セットまでの間は比較的落ち着いていますが、セットが入りはじめると一気にサイズが上がります。
小倉の波は、テイクオフはしやすく、パワーは充分で、ロングライドが可能な素晴らしい波でした。
セットが入ると、5～7本くらい続くので、混雑していても、順番待ちして波に乗ることが出来ました。（ローカルの方へのリスペクトは必要なので、ビジターは待ちましょう）
小倉が浜では、2ラウンド入り、合計4時間半、満喫しました。
風も午前中は、西寄りの風が弱く吹く程度で、11時くらいから東よりに変わったのですが、コンディションをキープしていました。
小倉が浜は、宮崎が誇る素晴らしいポイントの一つですね。
4月の宮崎の海水温度
結論は、暖かいです。
ウェットスーツは、千葉だとセミドライが必要ですが3ｍｍフルで充分です。
小倉が浜のローカルサーファーの方は、4月前半にも関わらず、もうシーガルで入っていました。
早朝は、初めだけやや冷たいですが、慣れるとすぐに暑くなります。冬用のセミドライはまずいらないでしょう。
サーフトリップは、可能な限り荷物は少ない方が良いに決まってます。
波情報などで最新のウェット指数をチェックしてください。
WAXはCoolで丁度よいと思います。
補足ですが、小倉が浜はまだ4月にも関わらず、何とクラゲが浮いていました。かなり大きいのもいましたので、刺されないように気をつけましょう。
さすが、南国宮崎です。
まとめです
今回は2泊3日のトリップでしたが、素晴らしい波に恵まれました。
- 初日は、ジャンクな昭寿園で30分。この日はダメでした。
- 2日目は、小倉が浜が決まりに決まり、胸肩セット頭で4時間半入水しました。多分1ヶ月分くらい乗ったと思います。そして夕方は、こどもの国でメローなコシハラの波で1時間入りました。
- 最終日は、加江田河口で、胸肩セット頭で2時間半入りました。風も弱く、ロングライド出来る良い波でした！
以上、最高でした。
レンタカー屋のローカルサーファーによると、宮崎は春の4、5月か、秋は10、11月が決まるみたいです。
また来ます！ありがとうございました。
